大地の再生講座②

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Kさんのみかん山。
Kさんのお母さんは
元々無農薬で栽培されていたらしく、
自然栽培30年以上…。
糖度の高い美味しいみかんです。
だけど…それはもうたくさんのたくさんの
みかんの木が枯れてしまったそうです。
そんなみかん山を矢野さんが見立てて
再生するよう手を入れて行きます。

まずは、矢野さんから
このみかん山の現状などの
話をして頂いたり、参加者の質問などに
答えて頂いたりしました。
弱ったみかんの木は、
木の周りに点穴を掘り、
そこに木の枝や炭を入れたら
水が流れて
呼吸出来る大地になるとのこと。
大掛かりなことをしようとしなくても
そのような作業をしたらいい。
ただ、一度やれば
それで終わりではない。
穴が塞がったらまた掘る。
そのように永続的に
働きかけることが大事。
まだ間に合うというのはそういうこと。
その時だけの
いいとこ取りは出来ない。

…といろんなお話を聞いた後、
実際に点穴を掘ることになりました。
実際に掘るとなると
「どこに?」
「どれくらいの大きさ?」
「どれくらいの深さ?」
…と頭で考えてもたもたしてる間に、
もう慣れっこの方々は
作業をどんどん進ませているので、
なんとなく見よう見真似で…。

感想をシェアする時、
私はこの時のことを話しました。
弱った木の対処方法が
穴を掘るというシンプルなことで
ビックリした。
でもいざ掘ろうと思ったら
いろいろ頭で考えてしまって
スムーズに作業出来なかった。
すると、矢野さんは
まずは掘ってみたらいい。
猪だって
考えながら掘ってるわけではない。
それと同じように
まずは掘ってみたらいい
と話してくださいました。
私も感覚でつかめるようになりたい❗

翌日はユンボでの作業。
みかん山の上から下まで
ユンボを降ろさなくてはいけません。
その通り道を確保するため
草刈り機やみんなの手で
風の草刈りをしました。
それにしても一歩間違えば
大事故に繋がる
正に命がけの作業といっても
過言じゃない~。

ここのみかん山からは
瀬戸内海が見えます。
このみかん山の水脈が
あの海に繋がって
流れ動くのを
想像…。

本当にお天気にも恵まれ
良い学びとなった
最高の二日間でした。
ありがとうございました。
収穫が落ち着いたら
みかん山の弱った木の周りに
点穴を掘って行こう。
やる事は小さくても
視野は広ーく、
繋がっていく水脈に思いを馳せて❤

大地と同じで
人間も呼吸と流れが大事ですよね。

呼吸困難にならないように…。
血液、氣、感情をサラサラ流して…。